いまい小児科クリニック

〒601-8315 京都府京都市南区吉祥院車道町16 コーポ車道
TEL 075-693-8839

 

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スタッフ紹介

所長あいさつ

所長あいさつ 京都の吉祥院で私が小児科の外来を担当させていただいて15年が経過しました。この間に多くの地域の皆様に支えられて、ここまで続けてこられたことに心より感謝申し上げます。このたび小さなクリニックを開業いたしました。微力ながら、残りの生涯を地域の小児科医療にささげたいと思いますので、これまで以上に叱咤激励をお願いする所存でございます。

さて、私が大学を卒業するころは、卒後すぐにどこかの医局に所属しなければいけない制度になっていました。内科か外科か、はたまた産婦人科か耳鼻科か、など。また、たとえ内科と決めたところで、第1内科から第4内科まで分かれていましたから、卒業段階で腎臓をやるのか血液をやるのかまで決めてしまわなければならなかったのです。
私は、そのころプライマリ・ケアと言って現在で言う総合診療医や家庭医みたいな仕事に興味があったので、なかなか行き先を決めることができませんでした。その点、当時の小児科は内科ほど専門分化していませんでしたから、私にとってはぴったりの科であったわけです。小さな患者さん相手では検査もあまりできませんし、聴診器1本でどこまで診断できるかという第一線医療の原点が小児科には残っていました。
さらに、大学という権威的・保守的体質が私には合わなかったので、大学を卒業してすぐに東京にある臨床研修病院のひとつ日赤医療センターで小児科医としての研修を開始しました。当時の小児科部長であられた川崎富作先生は、かの川崎病の発見者として世界的に名前の知られた方ですが、優れた臨床眼をもっておられ、医者としての哲学をたくさん学ばせていただきました。また、当時、医局長であられた薗部友良先生は、今ではVPDの活動で大活躍されています。当時から非常に温和な先生でしたが、医師としての心構えは非常に厳しく教えられました。
その1年目の研修医の時です。入院中の1歳の子どもが、ベッドですやすやと寝ている姿をみて、何てかわいいんだろう、やっぱり小児科医になって良かったとつくづく思いましたが、その時の新鮮な喜びは、今日まで私が小児科医を続けてきた原点の一つとなっています。
子どもの数は減ってはいますが、私たち小児科医が担うべき役割はますます大きくなってきました。病んだ子どもの「病気」だけを診るのではなく、その背景にある生活環境や社会にも目を向けなければならないでしょうし、病気だけではなく事故で死んだり傷ついたりする子どもを一人でも少なくしたいと思っています。
ほんの小さなクリニックですが、地域にとってはなくてはならないクリニックを目指したいと思っていますので、これからも皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

スタッフ

看護師 平尾幸子、中村みさき、松本幸枝、近藤千津子、水田広子、久世早苗、

医療事務 田中清美、佐々木寛子、干場真名美、松島優樹、他

 

 

書籍紹介

書籍紹介 ありふれた子どもの病気と事故の予防
保育が好きになる実践シリーズ
著者:今井博之
出版社:京都かもがわ出版
サイズ:単行本
ページ数:156p
発行年月:2006年5月
定価:1,600円+税

保育園児はなぜカゼをよくひくのだろう?!
ケガの応急処置、そして保育園の事故から守るために

こどもがよくかかる「カゼ」を中心とした疾病、けがの応急処置や園内での事故の予防など保育現場の人だけでなく、親も知っておくべき基礎知識を、小児科医が紹介します。伝染病の登園停止期間の基準など、役立つ情報がいっぱい!園に必ず一冊ほしい本。

もくじ(抜粋)

1章 こどもが良くかかる病気
保育園児はなぜカゼをよくひく/たかが発熱、されど発熱/咳や鼻水がでる病気/嘔吐や下痢のカゼ/登園停止の基準/
食物アレルギーとアトピー性皮膚炎/便秘/ほか

2章 暴力と虐待の予防

3章 事故の予防
事故はこどもの死亡原因の第一位/転落・はさみ込み/風呂・プール・水辺の事故/火災と熱傷/安全な町づくり/ほか

死ななくてもよい子どもたち:小児外傷防止ガイドライン
モディーナ・フーバー・ウィルソン ほか著、今井博之訳
メディカ出版 1998年

クルマ社会と子どもたち
岩波ブックレット No.470 杉歌聡・今井博之 共著
岩波書店 1998年

子どもが道草できるまちづくり
仙田満・上岡直見編、分担執筆:今井博之
学芸出版 2009年

子どもの遊びと安全・安心が両立するコミュニティーづくり
木下勇 編、分担執筆:今井博之
こども環境学会 2010年

昆虫の発音によるコミュニケーション
宮武頼夫 編、分担執筆:今井博之
北隆館 2011年